どーも、KSK Fitnessっす。
栄養素の中でも後回し、見過ごされがちなビタミン。プロテインやアミノ酸などに比べると、サプリメントとして摂取している人も圧倒的に少ないと思います。
しかし、筋肉の材料となるタンパク質もビタミンがないとうまく働いてくれないのです。
目次
ビタミンは補酵素としてはたらく
ビタミンは、酵素を助ける「補酵素」としてはたらきます。
酵素というのは、食べたものを消化・吸収してくれる「消化酵素」や、炭水化物・脂質・タンパク質などを代謝してくれる「代謝酵素」など、生きていく上で欠かせない働きをしてくれているものです。
しかし、多くの酵素が単体でうまく機能せず、補酵素を必要とします。そしてこの補酵素が、ビタミンやミネラルというわけです。
ビタミン不足は見落とされやすい
ビタミンは、5大栄養素(タンパク質・炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラル)に含まれる重要な栄養素ですが、体内ではほぼ合成することができず、食事からの摂取によって補われます。
しかし、日本人は特に若年層を中心に、ビタミンAやB1などのビタミンが足りていないと言われています。ビタミンやミネラルが不足していると、代謝が悪くなったり、病気にかかりやすくなったりします。
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もっとわかりやすい症状で言うと、「疲れやすい、だるい」「肌荒れがする」などにつながります。
ただ、これらの症状が出たからといってほとんどの人は、「原因がビタミン不足だろう」とは疑わないと思います。ビタミンは不足していても気づきにくく、また見落とされがちな栄養素なのです。
ビタミン不足の影響がわかったところで、それぞれのビタミンにどんな効果があるのか見ていきましょう。
ビタミンCの効果
最も有名なビタミンである、ビタミンCの効果から見ていきたいと思います。
- コラーゲン合成による美肌効果
- 白血球などを活性化し、風邪や感染症に対する免疫力アップ
- メラニン生成抑制による美白効果
- 抗ストレスホルモンの生成
ビタミンCは美肌効果が有名だと思いますが、他にも上記のような実に多くの効果があります。ビタミンC不足が不足すると、肌が荒れたり、風邪をひきやすくなる、ストレスに弱くなったりするのです。
また、喫煙者はビタミンCの消費量が多くなるため、多めに摂取することが勧められています。
ビタミンCが多く含まれている食べ物は、「野菜や果物、芋類」です。また、手軽に食べれるブロッコリーにも多く含まれています。
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ビタミンB1の効果
ビタミンB1は、糖質(炭水化物)を代謝してエネルギーに変えるはたらきをします。
不足すると糖質がうまくエネルギーにならないため、「食欲がない」「疲れやすい」「だるい」などの症状が見られます。そしてビタミンB1は、外食やインスタント食品に偏った食生活の増加により、近年多くの人が不足していると言われています。
ビタミンB1を多く含む食品は、豚肉・まいたけ・ピーナッツなどがあります。
ビタミンB2の効果
ビタミンB2は、主に脂質を代謝してエネルギーに変えるはたらきをします。
不足すると口内炎ができたり、肌のツヤがなくなったりと皮膚や粘膜のトラブルが起こります。また、目の充血や白内障にまで及ぶこともあります。
B2が多く含まれる食べ物は肉や魚、そして特にレバーやうなぎが有名です。
ビタミンB6の効果
ビタミンB6はタンパク質やアミノ酸の代謝に必要なため、タンパク質の摂取量が多いとビタミンB6も多く必要になります。
ビタミンB6が不足していると、タンパク質を多くとっても筋タンパク質合成に利用されないという、トレーニングをしている人にとっては残念なことになってしまうのです。
B6は、かつお・まぐろ・シャケなどの魚介類に多く含まれています。また、バナナにはB6が約0.4mgと比較的多く含まれているため、エネルギー補給と兼ねておすすめです。
ビタミンAの効果
- 皮膚や粘膜を強くすることによる、免疫力の強化
- 視力を正常にする
ビタミンAは、カルシウムやビタミンB1と同様、特に摂取量が足りていないと言われています。ビタミンAが多く含まれている食べ物は、鶏肉やうなぎです。
ビタミンEの効果
ビタミンEは、血管を拡張して血流を促すため、身体の隅々まで酸素を十分に運ぶ働きがあります。そのため、筋肉にもエネルギーが行き届いて疲労物質も速く運び去られることから、スタミナアップの効果もあります。
また同様の理由から、血液をさらさらにする効果もあります。アーモンドや唐辛子、抹茶などに多く含まれています。
まとめ
- ビタミンは、タンパク質などのはたらきを助ける補酵素として働く
- ビタミン不足は見落とされやすい
- ビタミンA・B1・B2・B6・C・Eについて解説
ビタミンは他の栄養素に比べて軽視されがちですが、これだけ多くの効果を持っています。そして食事から十分な量を摂取することは難しいため、サプリメントの利用を検討してみるのもありだと思います。
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