お疲れっす。KSK Fitnessっす。
身体づくりにはトレーニングはもちろん大切ですが、それと同じぐらい大事なのが栄養についての知識です。
栄養について知っておくことで、もっと効率的に筋肉を付けることができたり、また身体の中で何が起こっているのかイメージすることができます。
今回は、そんな栄養の中でも糖質についてです。
面白い内容ではありませんが、糖質についての理解をぜひ深めましょう。
糖質ってなに?

糖質っていうとみなさん何を思い浮かべますか?
そう、「米・パン・うどん・パスタ」などいわゆる主食と呼ばれる食べ物や、お菓子・果物に多く含まれているのが糖質です。
よく炭水化物とごっちゃになりますが、
炭水化物 = 糖質 + 食物繊維
です。食物繊維は、糖質と違って消化吸収されず、エネルギーにもなりません。
逆に言うと、糖質とはエネルギーになる炭水化物のことです。
ここでは、糖質に限って話を進めていきます。
糖質は簡単にエネルギーになる

糖質の大きな特徴は、簡単にエネルギーになることです。
脂質やタンパク質もエネルギーになりますが、糖質は
- 消化吸収が良い
- 余計な老廃物を出さない
- 胃腸への負担が少ない
- 一時的に大量摂取して、筋肉に溜め込むことができる
のが他の栄養素とは違うメリットです。
トレーニング時に筋肉を収縮させるときのエネルギーは、ATP(アデノシン三リン酸)という物質からのみ生まれます。
ATPがADP(アデノシン二リン酸)とPi(リン酸)に分解された時に発生するエネルギーによって、筋肉は収縮するのです。しかし、ATPは体内に少量しかありません。なので、分解したものを再合成する必要があります。
そこで、糖や脂質はこの再合成時に必要なエネルギーとなります。
脂質は再合成のためのエネルギーとなるために、非常に手間のかかる作業をしなくてはいけませんが、糖質はすんなりとエネルギーに変化してしまうのです。
糖質→エネルギー

まず、食べ物として口から入った糖質は唾液で少しだけ分解されます。
次に胃に運ばれたあと、グチャグチャに攪拌されて小腸で単糖(糖質の最小単位)になり、肝臓でグリコーゲンとして蓄えられます。余った分は血管を通り、各筋肉にもグリコーゲンという形で蓄えられます。
そして、このグリコーゲンがピルビン酸から乳酸へと変化したときのエネルギーで、ATPが再合成されるのです。
よって、筋トレにおいてはこの筋肉中に蓄えられたグリコーゲンが重要になってきます。
グリコーゲンが少ないと、『スタミナが続かない』『パワーが発揮できす、強度の高いトレーニングができない』という状態になってしまうのです。
さらに、エネルギーが足りないために身体が筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとしてしまいます。このときに主に筋肉中からエネルギー源として取り出されるのが、BCAAです。
そうならないために、トレーニングを行う時は筋肉中にしっかりとグリコーゲンを溜めておく必要があるのというわけです。

まとめ
- 糖質とは、ご飯やパン・うどんなどの主食に多く含まれているもの
- 糖質は簡単にエネルギーになる
- トレーニング時に糖質が足りないと、身体は筋肉を分解しようとする
お腹が空いた状態で筋トレをすることは避け、時間がないときでもコンビニで糖質を補給してからトレーニングをしましょう。(満腹過ぎてもダメですよ)