お疲れっす。KSK Fitnessっす。
みなさんトレーニングをする時間帯って決まってますか?僕は平日は夜遅めで、週末は午前中か昼からジムに行っています。週単位で見ると、だいたいパターン化しているかと思います。
実際トレーニングをする効果的な時間帯や、避けた方がいいタイミングはあるのでしょうか?
寝る直前のトレーニングは避ける
トレーニングをする時間帯は、人それぞれライフスタイルや仕事内容によってどうしても変わってきてしまいます。朝一トレーニングをしてから仕事に行く人もいれば、夜遅くにする人もいると思います。
時間帯については、どうしても仕方がないことです。
ただ、唯一寝る直前のトレーニングはおすすめできません。
トレーニングを行うと、交感神経が緊張(戦闘モード)してしまい、興奮状態になってしまいます。逆に睡眠時というのは、副交感神経が優位(リラックス状態)になっている必要があります。
そのため、睡眠前にトレーニングをしてしまうと質の良い睡眠がとれず、寝つきが悪かったり眠りが浅くなってしまう可能性があるのです。
空腹時のトレーニングは避ける
空腹時というのは、身体の中に糖質などのエネルギーがない状態です。筋トレなどの激しい運動をすると、身体は普段以上にエネルギーを使います。このときに身体にエネルギーが少ないと、筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとしてしまいます。
筋肉を大きくするためにトレーニングをしているのに筋肉が分解されてしまっては、非常に効率が悪いですよね。
つまり、極力筋肉が分解されるのを防ぐために、空腹時はトレーニングを避けた方がいいのです。
食後すぐのトレーニングは避ける
食事直後のトレーニングは避けましょう。
1つ目の理由として、筋トレなどの激しいトレーニング時は消化吸収機能が低下してしまい、食べたものの消化不良になるからです。
これは、運動強度がだいたい70〜80%を超えてくると(きついと感じるぐらいの運動)、交感神経が緊張することによって消化管への血液量が減少してしまうことが原因の一つです。安静時は、消化管への血液量は1分あたり約1400mlですが、激しい運動時には約600mlにまで減少してしまいます。
2つ目の理由は、食事で摂ったものというのはすぐにエネルギーに変わるわけではありません。早いもので約1時間、ゆっくりと消化される食べ物なら2時間以上かかります。
特に脂質は胃の中での滞留時間が長く、消化に時間がかかるためトレーニング前の食事としては控えた方がいいです。
よって、『消化不良を防ぐ』『食べたものをトレーニングのエネルギーとして使う』ためにも、食事直後のトレーニングは避けるべきであると言えるでしょう。
[voice icon="https://kintoregasuki.com/wp-content/uploads/2017/10/Icon_144.png" type="l"]ただし、筋トレとは呼ばないような軽い運動(きついと感じない程度の運動)の場合は、逆に胃での滞留時間が短くなるという研究報告もあるので、特に気にしなくても大丈夫だよ。[/voice]
まとめ
- 質の良い睡眠をとるために、寝る直前のトレーニングは避ける
- 筋肉の分解を防ぐために、空腹時のトレーニングはNG
- 消化不良を防いだり、食事で摂ったものをエネルギーとして使うために食後すぐのトレーニングはNG
筋トレ以外の用事ももちろんあるので、なかなかトレーニングのタイミングまで考えて生活するのは難しいとは思いますが、できるだけ意識するようにしてみてくださいね!